全国一般廃棄物環境整備協同組合連合会 の令和3年度通常総会が
6月16日鹿児島市「鹿児島サンロイヤルホテル」にて開催されました。
令和2年度事業報告、決算報告及び令和3年度事業計画(案)、予算(案)が承認され
現役員の任期満了に伴う役員改選で理事23名、監事2名が選出されました。
引き続き開催した理事会において、会長、副会長、専務理事及び常任理事が選任され
平成15年の創立以来18年にわたり連合会の会長を務めた鳥越澄夫会長が退任、
新会長に当長野県環境整備事業協同組合の河野正美理事長が就任されました。
詳細は機関紙「広報全国環境連6月号」に掲載されていますが
2ページ:河野理事長の環境連会長就任あいさつをここでご紹介します。
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新会長就任あいさつ
この度、全国環境連の新会長に就任することとなりました。微力ではありますが、
連合会発展のため、精一杯努めさせていただきますので何卒よろしくお願い申し上げます。
廃棄物処理、水処理の業界だけでなく、産業界全体に気候変動への対応が求められて
います。CO2削減に向けた取り組みで企業の評価が大きく変わる時代になりました。
我々も国が求める廃棄物分野での脱炭素対策には積極的に参画していかなければなりません。
また、今後も温暖化により、豪雨災害の発生頻度は依然として高いことが予想されるため、
災害廃棄物処理の方法について検討し、体制を整備する必要があります。
今後の更なる人口減少社会においては生活排水処理の主役を下水道から浄化槽に
変えていかなければなりません。そのために、今ある浄化槽にかかわる問題点を一つ一つ
解決していく必要があります。単独処理浄化槽の合併転換、台帳の整備、
法定検査受検率の向上と清掃実施率の向上、下水道使用者との税負担の不公平も
早急に解決しなければならない課題です。問題点を共有する全国の同業者とともに
解決に向けた取り組みを行ってまいります。
市町村の自治事務の代行者として一般廃棄物処理を行う業者の全国組織として、
政府、国に対しては現状の廃棄物処理法における「一廃」「産廃」の枠組みの維持を
強く求めてまいります。また適正処理の確保のためには合理化事業の実施も必要不可欠な
ことから同事業の全国的な実施に向けた要望を引き続き行ってまいります。
全国環境連でなければ出来ない行動については理事会において十分な議論を頂き、
コンセンサスを得て行動に移していきます。また各県単位での活動については、
今まで以上に情報交換を行い、お互いが良い意味で刺激しあえる関係になれば全国環境連の
存在意義もさらに深まるのではないでしょうか。
鳥越前会長が18年間にわたり一貫して行ってきた自由闊達な意見交換が出来る
組織運営を今後も行ってまいります。活動を活発に行うため、引き続き積極的な
提案型のご意見を頂きますようお願い申し上げ、就任の挨拶とさせて頂きます。
全国一般廃棄物環境整備協同組合連合会 会長
河野 正美(かわの まさみ)